「計算力学技術者固体」カテゴリーアーカイブ

S59計算力学固体2級標準問題集第9版調査_1章問題索引

索引も作る事にしました。第8版との比較では有りません。

この章に参考となる書籍を紹介します。

(1)「<解析塾秘伝>有限要素法に必要な数学」,小村政則,2012,日刊工業新聞社.

(9)「有限要素法入門改訂版」三好俊郎,1994,培風館.

項目 ページ 参考書籍での扱い
アスペクト比 5
一次精度 4
1階微分 4 (1)124
応力 4 (9)104
応力成分 4
1
3
解析 3
ガウス・グリーンの公式 3
荷重境界条件 3
関数 2
境界 3
境界条件 3
境界値問題 3
境界値問題 5
行列 1
行列式 1 (1)35,(9)57
厳密解 5
構造解析 3
後退差分 4
誤差 5
固有値 1 (1)
固有ベクトル 1 (1)
座標系 2
三次元 4
収束性 5
初期条件 3
初期値問題 3
数値解析 3
スカラー 1 (1),(9)20
正則 1
静的 3
正方行列 1 (1)
節点 5 (1),(9)95,142,158
節点配置 5
線形 3
線形 4
前進差分 4
単位ベクトル 1
単位法線ベクトル 3
弾性 3 (9)102
弾性体 4 (9)102
力の釣合い方程式 4 (9)112,115,117(釣合い方程式)
中央差分 4
中央差分 5
テイラー展開 2
2階微分 5 (1)127
二次元 3
二次精度 4
3
微分 4
物体力 4
部分積分 3 (1)98
ベクトル 1 (9)19
ベクトル 3 (9)19
変位境界条件 3
偏微分 2
偏微分 3
偏微分方程式 3
ポアソン方程式 5
法線ベクトル 1
法線ベクトル 3
有界領域 3
有限要素解析 5
有限要素法 3 (9)3,157
要素 5
要素数 5
離散化 3
連立一次方程式 1

S58計算力学固体2級標準問題集第9版調査_5章解説比較

5章の解説を比較します。

第8版 第9版 第8版解説 第9版解説
5-1 5-1 2次->二次。正規化座標->正規化局所座標、正確性の為か? (-) 「正規化座標」->「正規化局所座標」
5-2 5-2 (-) 以下変更

「変位関数」->「変位を補間する関数」

以下追記

「形状関数は局所座標系で」->「形状関数は要素毎に定義された正規化局所座標系で」

 

5-3 5-3
5-4 5-4
5-5 5-5正規化(基準,局所)座標系->正規化された局所座標系。誤り訂正か? (-) 以下変更

「正規化(基準、局所)座標系」->「正規化局所座標系」

「正規化座標系」->「局所座標系」

5-6 5-6 (3刷)「正規化座標」 「正規化局所座標」
5-7(新規)形状関数
5-7 5-8 (3刷)  全く同じ
5-9 5-9正しいもの->適切なもの (3刷)  以下標準字から太字に

「セレンディピティ(serendipity)要素」

以下修正

「形状関数と内挿関数」->「形状を定義する形状関数と変位を補間する形状関数」

以下追記:(資料含む図1、図2)多いので略。

5-8 5-10 (3刷)  以下追記

「Ni」->「Ni(i=1~8)」

以下変更

「ξ0」->「ξiξ」

「η0」->「ηiη」

「第3式は節点6、8で、ξ0等は角の位置をかけた物であり、ξ0iξ(i=1-4)である。」->「第3式は節点6、8に対するものであり、ξi、ηiはそれぞれの節点の座標値である。」

「問7-1、問7-3を参照の事」->「問7-3解説参照」

5-10 5-11第1種境界条件と第2種境界条件を用語として追加。基本境界条件と自然境界条件を用語から削除。選択肢における用語の組み合わせを全面的に書き換え。 (3刷)5-10~5-13で一つの解説  第1段落は全面的に書き換え。但し

「ディリクレ条件(Dirichlet)条件」->「ディリクレ境界条件(Dirichlet)条件」

「ノイマン条件(Neumann)条件」->「ノイマン(Neumann)境界条件」

9版では、「ディリクレ=第1種=基本=求める物理量の値が与えられている」、「ノイマン=第2種=自然=求める物理量の微分値が与えられている」

第2段落は、軽微な変更である。但し8版では、線対称を強く意識した表現になっている。9版では、面対称も含めた表現となっている。

第3段落は、全面的に書き換え。但し、

8版では、強制変位零が完全拘束と同じである事を述べ、9版では、構造と熱問題についてそれぞれディリクレとノイマンが具体的にどうのような条件かを述べている。

 

 

5-12 5-12用語一個を変更 (3刷)5-10~5-13で一つの解説
9-1(8/13訂正) 5-13 (3刷)「第1種=Dirichletは境界上で剛体移動を拘束」

「第2種=Neumannは境界面に対する変位の法線方向微分を定義する」

5-11 5-14基本境界条件->ディリクレ境界条件。構造解析に限定。②の選択肢で「線対称」の「線」を削除。 (3刷)5-10~5-13で一つの解説
 – 5-15(新規)境界条件
5-18 5-16 (-) 全く同じ
5-19 5-17 (-) 全く同じ
5-14 5-18 (-) 以下変更

「境界における表面に作用する力」->「荷重境界条件として与えられる要素表面に作用する表面力」

以下追記

「体積力」->「物体内に生じる体積力」

5-15 5-19
5-16 5-20
5-17 5-21 (-) 全く同じ
5-26 5-22 (-)「応力・ひずみ関係式」 「応力-ひずみ関係式」
5-27 5-23 (-)  以下変更

「7行程度問5-22の解説の冒頭が本問題でも繰り返されていた」->「前問解説のように」

5-28 5-24 (-) 全く同じ
5-29 5-25 (-)  以下追記

「ヤング率」->「縦弾性係数(ヤング率)」

5-23 5-26 (-) 全く同じ
5-24 5-27 (-) 全く同じ
5-25 5-28 (-) 全く同じ
6-16 5-29問題文2箇所追記。「微小変形を受ける」、「変位法による」、1箇所変更。「有限要素解析における」->「有限要素法の」 (-) 以下変更

「問5-23」->「問5-26」

5-13基本境界条件 削除
5-20 (8/12訂正)10-9
5-21 (8/12訂正)10-7
5-22 (8/12訂正)10-8

S57計算力学固体2級標準問題集第9版調査_4章解説比較

4章の解説を比較します。

第8版 第9版 第8版解説 第9版解説
4-1 4-1 (3刷) 全く同じ
4-2 4-2問題文一部削除 (3刷) 全く同じ
4-3(新規)重み付き残差法
4-3 4-4一部字句訂正 (3刷) 全く同じ
4-4 4-5 (3刷) 全く同じ
4-5 4-6 (3刷) 全く同じ
4-6 4-7 (3刷) 以下位置を変更。

δΠ=dΠ/du=ku – f= 0

を「その変分は、」の前の行から後の行に移動。

δ2Π= d2Π/du2= k>0

を「となり、δΠ=0を満たすuがポテンシャルエネル」の後の行から前の行に移動。

理由:編集上の誤りの訂正

4-7 4-8 (3刷) 全く同じ
4-8 4-9ヤング係数->縦弾性係数 (3刷) 全く同じ
4-9 4-10 (3刷) 全く同じ
4-10 4-11変位-ひずみ関係式->ひずみ-変位関係式。ひずみ-応力関係式->応力-ひずみ関係式。 (3刷) 以下変更

「ひずみ-応力関係式」->「応力-ひずみ関係式」

4-11 4-12 (3刷) 全く同じ
4-12 4-13 (3刷) {δu}Tを積分の中から外に出す式変形追記。

積分を[K]マトリックスや力ベクトル{fε0}、{fσ0}で置き換える式追記。

[K]、{fε0}、{fσ0}の定義説明追記。

4-13 4-14つりあい->釣合い (3刷) 以下変更

「仮想仕事の原理」の太字->標準字

「つりあい」->「釣合い」

「領域Ωについての一重積分」->「体積Vについての三重積分」

「τij」->「σx、σy、σz、τyz、τzx、τxy」

「εij」->「εx、εy、εz、γyz、γzx、γxy」

「Fi物体力ベクトル」->「\(\overline{X},\overline{Y},\overline{Z}\)体積力」

「領域Γtについての一重積分」->「表面力指定境界Sσについての二重積分」

「δui」->「δu,δv,δw」

「\(\hat{t}\)i」->「\(\overline{X}_V,\overline{Y}_V,\overline{Z}_V\)」

「表面力ベクトル」->「表面力」

「δuiは変位指定境界条件を満足する任意の仮想変位」->「仮想変位δu,δv,δw」

以下削除。

「途中の経過は省略するが(問1-10(削除された)解答・解説参照)、部分積分(ガウス・グリーン(Gauss-Green)の定理)を用いると上式は次のように書き直す事が出来る。」

以下8版問1-10からの変更

「δεij=(δui,j + δuj,i)/2」->「δεx=∂δu/∂x, δεy=∂δv/∂y, δεz=∂δw/∂z, δγyz=∂δw/∂y+∂δv/∂z,δγzx=∂δu/∂z+∂δw/∂x,δγxy=∂δv/∂x+∂δu/∂y」

「表面力と応力テンソルの関係」->削除

「仮想仕事の原理の左辺にガウス・グリーンの公式を適用し、上の関係を適用すると以下のようになる。式は略。これを仮想仕事の原理へ代入し、境界ΓはΓuとΓtに分れる事に注意して整理すると次式となる。式は略。仮想変位の定義より変位が与えられているΓuでは仮想変位δui=0となるので(式略)。」->「ここで部分積分を用いると、(仮想仕事の原理の左辺第1項の各項に適用、式は略)、但しl,m,nは方向余弦であり、dydz=±ℓdS等の関係式を用いている。ここで、公式集2.3.1項より、表面力は、Xv=σxℓ+τxym+τzxn等。表面Sは、Sσと変位境界条件を与える境界Suに分れ、仮想変位をSu上でδu=0,δv=0,δw=0となるように選び、仮想仕事の原理の式を整理すると、(式略)。」

「尚、仮想仕事の原理は、材料の応力-ひずみ関係式に無関係に成立する事に注意されたい」->「上式は、「釣合い方程式の領域V内での残差と、表面力境界の境界Sσ上での残差について、仮想変位を重み関数として用いて、重み付き残差法を適用している」事に他ならない。即ち正解は①。」

 4-14 4-15 (-)  全く同じ
4-15 4-16 (-) 全く同じ
4-17 4-17 (-) 全く同じ
4-18 4-18 (-) 以下変更

「変位関数」->「形状関数」

「正規化座標系」->「正規化局所座標系」

4-19 4-19 (-) 全く同じ
4-20 4-20但書追記 (-) 節点毎の変位成分定義を説明した図を追加
4-21 4-21 (-)「応力・ひずみ関係」 「応力-ひずみ関係」
4-22 4-22 1箇所説明追記。1箇所用語変更 (-) 全く同じ
4-23 4-23 (-) 全く同じ
4-24 4-24 (-) 全く同じ
4-26 4-25 (-)ヤング率 縦弾性係数
4-28 4-26 (-) 全く同じ
4-29 4-27選択肢②文末変更、選択肢③は完全に別物。 (-) 以下追記

要素分割を細かくしていった場合に正解へ収束する為の条件として、要素は剛体変形を表現する事が出来、かつ剛体変形を受ける時要素内に歪を生じないと言う条件が有る。この場合、要素内歪が零より応力が零となり、節点力が零と成る。

以下削除(「剛体変形を」の前)

この式は、 節点iに繋がる全ての等価なバネから節点iに作用する力の合計が、節点に作用する外力fiと等しい事を示している。

4-25選択肢に誤りが有った。正解無し。 4-28全選択肢微修正。意図は誤記訂正。 (-)③ ②(誤記訂正)
4-31 4-29選択肢③で追記2箇所。文意を明らかにする為。 (-)  以下変更

「力学的境界条件」->「荷重境界条件(力学的境界条件)」

「幾何学的境界条件」->「変位境界条件(幾何学的境界条件)」

以下追記

「既知の境界条件は」->「既知の境界に与える条件は」

4-30 4-30 (-)  全く同じ
4-31(新規)面積座標,体積座標
4-16(形状関数) 削除
4-27 4-29と共に4-27に統合(8/13修正)
4-32(近似誤差) 削除

 

S56計算力学固体2級標準問題集第9版調査_3章解説比較

3章の解説を比較します。

第8版3刷 第9版 第8版解説 第9版解説
3-1 3-1 (-)θ T
3-2 3-2 (3刷) 全く同じ
3-4 3-3 (3刷)θ T
3-9 3-4 (3刷) 以下追記

「下面は断熱境界であり、温度等高線は、境界に垂直となり、」

以下変更。

「一定である為、等高線は平行で無ければならない」->「一定である為、右面近傍の下面近傍では等高線はほぼ下面に垂直で平行で無ければならない」

3-5 3-5 (3刷)「境界条件から」  「境界条件(x=0,ℓでT=T0)から」
3-6 3-6 (3刷)θ T
3-7 3-7 (3刷) 以下変更。

θ->T、α->h

3-8 3-8 (3刷) 以下変更。

t->T

以下(3)式の前に追記。

単位面積を伝わる熱量qは式のとおり。

3-3 3-9 (3刷) 全く同じ
3-10 3-10 (3刷)自然境界条件  ノイマン境界条件(自然境界条件)
3-11 3-11 (3刷) 全く同じ
3-12(熱放射)  削除

S55計算力学固体2級標準問題集第9版調査_2章解説比較

2章の解説を比較します。

2016/09/03
旧2-21の解説引用の誤記訂正

2016/09/10
誤記訂正:第9版の問2-7で工学歪と歪テンソルを取り違えてましたので、修正しました。

第8版 第9版 第8版解説 第9版解説
2-1 2-1用語追記 荷重変位関係

剪断弾性係数

荷重-変位関係

横弾性係数

2-2 2-2記号変更 (-) 全く同じ
2-3 2-3 (-) 全く同じ
2-4(新規)単軸の応力-ひずみ関係
2-5(新規)単軸の応力-ひずみ関係
2-6(新規)応力の座標変換
2-8 2-7問題の剪断歪の係数を2倍に変更。記号を変更。

「ひずみテンソル」を「ひずみ」に変更。(2016/09/11追記)

(-)

記号がxi,uiij系の書き方。

剪断歪を変位で表す式に係数1/2が付いていた。これはひずみテンソルである。座標変換や主ひずみ等に関する諸式が全て応力テンソルと同形式になる有利性から定義 されるもの。

(2016/09/10訂正)

記号がxyz,uvw,εγ系の書き方。

剪断歪を変位で表す式の係数1/2が無くなった。これは工学ひずみである。物理的に(せん断角という)意味を持つ量である。この定義による成分はテンソルの性質を満たさず,座標変換公式等テンソルに関する公式を適用できない。

筆者感想:いくつかの書籍を見るとFEMにはこちらの工学歪が使われるようだが座標変換出来ない事は問題にならないのだろうか。

(2016/09/10訂正)

2-12 2-8 (-) 全く同じ
2-13 2-9 (-) 全く同じ
2-14 2-10 (-) 全く同じ
2-15 2-11 (-) 全く同じ
2-16 2-12 (-)解法には応力を使わず、軸力を未知数として式を展開していた。 解法には応力を未知数として、式を展開している。
2-9 2-13 (-) 全く同じ
2-10 2-14 (-) 全く同じ
2-22 2-15用語変更 (-) 全く同じ
2-20 2-16 (-)  問2-17と統合された。

問2-16の解説には、応力の変数と式が追加された。

問17の解説は正答を述べたのみ。

 

2-21 2-17説明追記 与えられたモールの応力円では、最大剪断応力の作用面で垂直応力が零であり、かつ最大・最小主応力の作用面で剪断応力が零となる。
2-18(新規)主応力
2-19(新規)主応力
2-24 2-20 (-) 全く同じ
2-25 2-21 (-) 全く同じ
2-26 2-22 (-) 全く同じ
2-27 2-23 (-) 全く同じ
2-28 2-24 (-)ヤング率 縦弾性係数(ヤング率)
2-29 2-25 (-) 全く同じ
2-30 2-26 (-) 全く同じ
2-27(新規)フリーボディダイアグラム
2-28(新規)フリーボディダイアグラム
2-29(新規)フリーボディダイアグラム
2-23 2-30 (-) 全く同じ
2-34 2-31 (-)σe σM
2-35 2-32 (-) ミーゼスの相当応力追記
2-33 2-33 (-) 全く同じ
2-34(新規)材料の破損
2-36 2-35用語変更、図削除 (-) 図1追加。もう一つ追加された図2は、問題文で削除された図を簡略化した物。
2-39 2-36 (-) 図1、図2追加。以下追記。

疲労試験における応力変動の最大応力をσmax、最小応力をσminとすると、平均応力σmは、

σm=(σmax+σmin)/2

で与えられる。図1に一定平均応力に対するS-N曲線の模式図を示す。σm1=0は、図2に示す完全両振りの場合に対応している。

「引張りの平均応力が大きい程」の後に以下追記。

(0<σm2<σm3)

以下変更。

引張->引張り。

2-38 2-37 (-) 全く同じ
2-41 2-38 (-)切り欠き 切欠
2-31 2-39 (-)引張 引張り
2-19 2-40 (-) 全く同じ
2-18 2-41 (-) 以下追記

棒が固定されていない場合、

以下変更

「とき、左半分の自然長は(1+αΔT)ℓとなるから」->「ときの左半分の伸びはαΔTℓであり」

「全体の自然長は(2+αΔT)ℓである」->「これが棒全体の伸びとなる」

「この棒を2ℓ迄圧縮した時に生じる歪は棒全体で一様であり、

{2ℓ-(2+αΔT)ℓ}/{(2+αΔT)ℓ}=-αΔT/2

となる。熱応力は、これに縦弾性係数Eを乗じた値となる」->「実際には棒の両端が固定されている事により、棒はαΔTだけ圧縮される事になる。棒の左半分と右半分の断面積は等しく、直列に繋がっている事より、左半分(AB間)の応力と右半分(BC間)の応力は等しく、これをσTとすると、-αΔTℓ=ℓσT/E+ℓσT/E=2ℓσT/Eこれより、σT=-EαΔT/2」

2-17 2-42 2-12分も略さず記述 (-)棒1の軸力N1‘、棒2の軸力N2‘、軸力による棒1の伸びδ1‘、軸力による棒2の伸びδ2‘について釣合い条件、伸びと軸力の関係2式、及び変位適合条件の方程式を立てた。 棒1と棒2の伸びは等しく、これをδとした。棒1の応力σ1、棒2の応力σ2と合せて3つの未知数で応力と伸びの関係(変位適合条件を適用済)2式、及び釣合い条件の方程式を立てた。
2-43(新規)材料試験
2-42 2-44 (-) 全く同じ
2-4(応力ベクトル) 削除
2-5(応力成分の座標変換) 削除
2-6(主応力) 削除
2-7(主応力) 削除
2-11(平面応力等) 削除
2-32((材料と破損)(2016/09/18追記) 削除
2-37(疲労)(2016/09/13追記) 削除
2-40(疲労)(2016/09/16追記) 削除

S54計算力学固体2級標準問題集第9版調査_1章解説比較

1章の解説を比較します。比較対象は、第8版。

第8版 第9版 解説第8版 解説第9版
1-1 1-1 (3刷) 全く同じ
1-2 1-2 (-)  全く同じ
1-3 1-3  (-)なお、テンソルの固有値、固有ベクトルについても全く同様の手続きで求める事が出来る  引用部削除
1-4 1-4  (-) 全く同じ
1-5 1-5 (3刷) 全く同じ
1-6 1-6 (3刷) 全く同じ
1-7(新規)初期値・境界値問題(Initial value problem/Boundary
value problem)
1-8(新規)支配方程式
1-9(新規)1階微分の差分近似
1-10(新規)2階微分の中央差分近似
1-7 1-11 (3刷) 全く同じ
1-8 1-12 (3刷) 全く同じ
1-9(応力テンソル,主応力) 削除
1-10(仮想仕事の原理) 削除

 

S53計算力学固体2級標準問題集第9版調査_問13-1(新規)

20秒掛かりました。

ネタばれ注意です(正解を書きます)。
問題文の全文引用はしません。自分で入手して読んで下さい。

問題文のテーマは「技術者倫理」です。

ポイントは、問題文中に沢山散りばめられています。というか問題文を良く読めば、答えが書いて有ります。

「ふさわしいの」を選びます。

「相応しいの」を選択するという事は、「相応しく無い物が3個有る」という事です。

ざっと問題文を読んだ上で、全ての選択肢をチラ見します。良く見ると「意識」と「規範」の上下関係が選択肢では一定では有りませんね。

問題文中に、「表の上段は下段に支えられている」と有ります。更に問題文を良く見ると、「意識が規範を支えている」と書いて有ります。これらの事より、直ちに「規範」が上段に位置し、「意識」が下段に位置すべきであると分かります。

各選択肢を見ますと、規範が上段に有るのは、選択肢③と選択肢④のみです。これで選択肢①と選択肢②は相応しい物から除外されます。

更に問題文を読むと、「倫理と法は補完関係にある」と書いてあります。選択肢の中でそのようになっているのは、③のみです。これで一応決まりましたが、もう少しだけ見てみましょう。

問題文中に「倫理は個人が所属するコミュニティの規範であり」と有りますので、それを満足するのは、①と③のみです。同文は、「モラルが源になり自律的である」と続きます。これはモラルが倫理を支えると解釈出来ます。そのような位置関係になっているのは、選択肢③だけです。

③を解答とします。

解説を読んだ上での考察:

一概に暗記という感じでは無く、ロジックを組み立てているという印象が有ります。

解説で紹介されている図書は、読んでみても良いかも知れません。

(1)「大学講義 技術者の倫理入門」,第4版,杉本,高城,2008,丸善出版.

(2)「技術者倫理とリスクマネジメント」,中村,2012,オーム社.

S52計算力学固体2級標準問題集第9版調査_全章纏め

番号は特記しない場合は9版の番号です。

この表で、8版から9版にどう変化したか、全ての章が一つの表で見られます。

(9/5修正)7-19は削除では無く、10-34への移動でした。

章番号 内容変更無 内容修正有 移動In 移動Out(8版の番号) 新規 削除(8版の番号)
1  1-1,1-2,1-3,1-4,1-5,1-6,1-11,1-12  –  –  –  1-7,1-8,1-9,1-10  1-9,1-10
2  2-3,2-8,2-9,2-10,2-11,2-12,2-13,2-14,2-16,2-20,2-21,2-22,2-23,2-24,2-25,2-26,2-30,2-31,2-32,2-33,2-36,2-37,2-38,2-39,2-40,2-41,2-44  2-1,2-2,2-7,2-15,2-17,2-35,2-42  –  –  2-18,2-19,2-27,2-28,2-29,2-34,2-43  2-4,2-5,2-6,2-7,2-11
3  3-1,3-2,3-3,3-4,3-5,3-6,3-7,3-8,3-9,3-10,3-11  3-12
4  4-1,4-5,4-6,4-7,4-8,4-10,4-12,4-13,4-15,4-16,4-17,4-18,4-19,4-21,4-23,4-24,4-25,4-26,4-30  4-2,4-4,4-9,4-11,4-14,4-20,4-22,4-27,4-28,4-29  –  –  4-3,4-31  4-16,4-32
5  5-2,5-3,5-4,5-6,5-8,5-10,5-13,5-16,5-17,5-18,5-19,5-20,5-21,5-22,5-23,5-24,5-25,5-26,5-27,5-28 5-1,5-5, 5-9,5-11,5-12,5-14  5-13,5-29(修正有)  5-20,5-21,5-22  5-7,5-15  5-13
6  6-1,6-2,6-3,6-4,6-5,6-6,6-7,6-9,6-10,6-11,6-12  6-8  –  6-16  6-13,6-14  6-10,6-14,6-15
7  7-1,7-2,7-5,7-6,7-7,7-8,7-10,7-13,7-14,7-17  7-3,7-4,7-11,7-15,7-16  7-12  7-7,7-18,7-19  7-9  7-9
8  8-2,8-3,8-4,8-5,8-6,8-7,8-8,8-9,8-10,8-11,8-12,8-13,8-14,8-15,8-16,8-17,8-18,8-19,8-20,8-21,8-22,8-23,8-30,8-31  –  8-26 8-1,8-24,8-25,8-27,8-28,8-29,8-32  –
9  9-1,9-2,9-3,9-4,9-5,9-6,9-7,9-10,9-11,9-13,9-14,9-15,9-16,9-17,9-18,9-19,9-21,9-22,9-23,9-24,9-25,9-26,9-27,9-28,9-29,9-30,9-31 9-8,9-9,9-20,9-32 9-12 9-1,9-2 9-14,9-22,9-23,9-25
10  10-5,10-6,10-10,10-11,10-13,10-14,10-15,10-16,10-17,10-18,10-19,10-20,10-24,10-25,10-30,10-36,10-37,10-38,10-39,10-40,10-41,10-42  10-26,10-43 10-1,10-2,10-3,10-4,10-7,10-8,10-9,10-12,10-21,10-22,10-23,10-32,10-33(修正有),10-34 10-10 10-27,10-28,10-29,10-31,10-35 10-1,10-6
11  11-4,11-5,11-6,11-7,11-10,11-11,11-16 11-1,11-2,11-3,11-8,11-9,11-12,11-13,11-14,11-15 11-13 11-17 11-11
12  12-1,12-2,12-3,12-4,12-6,12-10,12-13,12-14,12-15,12-16,12-17,12-18,12-19,12-20,12-22,12-23,12-24,12-25,12-26,12-27  12-5,12-11,12-12,12-21  – 12-1,12-4,12-5,12-10,12-11,12-12,12-13  12-7,12-8,12-9 12-2,12-3,12-16,12-24,12-28
13  13-2,13-3,13-4,13-5,13-6,13-7,13-8,13-9,13-10  –  –  13-1  –
内容修正有 移動In 移動Out(8版の番号) 新規 削除(8版の番号)

 

S51計算力学固体2級標準問題集第9版調査_問12-9(新規)

20秒掛かりました。

ネタばれ注意です(正解を書きます)。
問題文の全文引用はしません。自分で入手して読んで下さい。

問題文のテーマは「高速化方式」です。ポイントは、「高速化させる技術」、及び「不適切なもの」です。

「不適切なもの」を選択するという事は、「適切な物が3個有る」という事です。

全ての選択肢に順に目を通します。

選択肢①は「マルチコア/メニーコア」です。各コアに処理を分担させるので、高速化させると判断します。

選択肢②は、「パイブライン」です。パイプラインについては、著者は先日迄良く知らなかったのですが、もっと若い章の別の問題を解く過程で、知識を得ました。言ってみれば流れ作業です。高速化させると判断します。

選択肢③は「キャッシュ」です。キャッシュとは計算結果のうちごく小量を特殊な高速メモリに保存するメモリの事です。高速化させると判断します。

選択肢④は「DMA」です。正直言ってDMAが何だか著者は知りませんが、CAEとは関係なさそうだと言う事は分かります。高速化には不適切だと判断します。

④を解答とします。

解説を読んだ上での考察:

解説を補足します。DMAはDirect Memory Accessの略です。これに対する単語はPIO (Programmed I/O)です。DMAとはDMA方式とは、CPUを介さずに「直接」メモリにアクセスすることを言います。CPUの代わりをしてくれるのが「DMAコントローラ」というデバイスで、略してDMAC(でぃーまっく)とも呼ばれたりします。

S50計算力学固体2級標準問題集第9版調査_問12-8(新規)

35秒掛かりました。

ネタばれ注意です(正解を書きます)。
問題文の全文引用はしません。自分で入手して読んで下さい。

問題文のテーマは「64ビット計算機」です。ポイントは、「64ビット」、「32ビット」及び「正しい組み合わせ」です。

「正い組み合わせ」を選択するという事は、「正しい物以外を含む組み合わせが3個有る」という事です。

アからウの全ての記述項目に順に目を通します。

アの要点は「大規模計算に適する」です。正しいと判断します。

イの要点は、「一度に処理するデータ長が2倍になるので、計算速度が向上」です。解説を見てから気づいたのですが、これは知りませんでした(気付いて無かったと言うべきかも知れません)。間違いと判断してしまいました。

ウの要点は「64ビットデータを扱うので高精度」です。何となく正しいような気がして、正しいと判断してしまいました。実は誤りです。

よってアとウの組み合わせである③を解答としてしまいました。

解説を読んだ上での考察:

イの正解が良く理解出来なかったので、ネットで調べたら、32ビットコンピュータで8バイトの倍精度変数を処理するには、ビット数が足りない為、1度では処理出来ず、2度に分けて処理するので、64ビットコンピュータに比べて処理が遅いとの事でした。

精度は変数をプログラミング上何バイトの変数として宣言するかで決まりますので、ハードウェアのビット数には関係しません。