「本書の使い方」を読みます。
「計算力学技術者2級(振動分野の有限要素法解析技術者)」の認定試験の「想定問題」と書いて有りますね。
「試験問題の設問形式は、この問題集に記載されている設問形式と同様な方法が取られます。」
とも書いて有ります。
分野を固体と比較してみます。
章 | 振動(3版) | 固体(9版) |
1 | 計算力学のための数学の基礎 | 同左 |
2 | 動力学の基礎 | 固体力学の基礎 |
3 | 材料力学の基礎 | 熱伝導の基礎 |
4 | 振動工学及び音響工学の基礎 | 有限要素法の定式化 |
5 | 有限要素法の基礎 | 有限要素法の実践 |
6 | 要素の選択・メッシング | 数値計算法の基礎 |
7 | モデリングの基礎 | 要素テクノロジーの基礎 |
8 | 境界条件及び荷重条件 | モデリングの基礎 |
9 | 数値計算法の基礎 | 境界条件の使い方の基礎 |
10 | ポスト処理の基礎 | プレポスト処理の基礎 |
11 | 結果検証の基礎 | 同左 |
12 | コンピュータの基礎 | 同左 |
13 | 計算力学技術者倫理 | 計算力学技術者倫理 |
章番号は違っても対応関係が有る章も有ります。
端的な違いは、以下の通りです。
(1)動力学と固体力学の違い。
(2)振動では、材料力学に1章を割いている、固体では熱伝導に1章を割いている。
(3)振動では音響工学も対象としている。