A06_ADVENTURE Magnetic チュートリアル メッシュ編

ADVENTURE Magnetic チュートリアルを行います。
メッシュ作成までを”メッシュ編”で、解析を”解析編”で公開します。

モデルは実用的には意味が無いですが、Magneticで使われるコイル、ハード材、ソフト材、渦電流解析のためのAl非磁性導電材を含んでおり、このモデルで非線形解析、定常渦電流解析、非定常渦電流解析が一通りテストできるようになっています。
練習に必要なCADデータ等はmagtest.zipで添付しておきます。必要に応じて解凍して使ってください。

magtest

モデルの外観は以下のようになっています。直方体が解析空間、黄色がコイル、青色がソフト材、赤色がハード材、灰色が非磁性導電材(Al)材を表しており、コイルには上下方向に電流が流れる設定にしてあります。

tmp3_2

フォルダーは以下のようなフォルダ形式を想定しています。testフォルダーでメッシュ作業を行い、非線形計算をtest/static、定常渦電流計算をtest/TH、非定常渦電流計算をtest/NSで行います。test
test / static
test / TH
test / NS
あらかじめzipファイルをtest、 test/static、test/TH、test/NSフォルダーで解凍します。
最初は、testフォルダーでメッシュデータを準備します。この部分は、ADVENTURE の標準手続きです。手順は以下です(> は、Linuxプロンプト)。

> ADVENTURE_TriPatch air air
> ADVENTURE_TriPatch coil coil
> ADVENTURE_TriPatch al al
> ADVENTURE_TriPatch soft soft
> ADVENTURE_TriPatch magnet magnet
> mrpach air.pcm air.pcg coil.pcm coil.pcg -o tmp1.pcm -g tmp1.pcg -v tmp1.wrl
> mrpach tmp1.pcm tmp1.pcg al.pcm al.pcg -o tmp2.pcm -g tmp2.pcg -v tmp2.wrl
> mrpach tmp2.pcm tmp2.pcg soft.pcm soft.pcg -o tmp3.pcm -g tmp3.pcg -v tmp3.wrl
> mrpach tmp3.pcm tmp3.pcg magnet.pcm magnet.pcg -o model1.pcm -g model1.pcg -v model1.wrl
> advtmesh9p model1 -d
> advtmesh9m model1c
> advtmesh9s model1c
> msh2pch model1cs.msh 18
> bcGUI model1cs_18.pch model1cs_18.pcg
> advmag_makefem model1cs.msh model1cs_18.fgr model1_18.cnd material3.dat model1cs_18.adv
> adventure_metis -HDDM -difn 1 model1cs_18.adv ./ 250

bcGUIでは、6面体全てを自然境界条件に設定し、model_18.cndという境界条件ファイル名でセーブします。model_18.cndファイルも一応添付されているので、bcGUIプロセスをスキップしても大丈夫です。

ここまでは、非線形、定常、非定常解析とも共通です。出来上がったmodel1cs_18.advファイルは、static、TH、NSフォルダーにコピーしておきます。

文責 Hide (2016.9.18)