CAEシステムのインタフェースエージェントによる統合
5/25/2000
第5回日本計算工学会講演会
三好昭生(インサイト)、矢川元基(東大院工)
目次
■ 背景
■ CAEに関わる知識
■ 解析支援インタフェースエージェント
■ 評価
■ まとめ
背景
■ 最近のCAE
■ 解析の大規模
■ シームレス化
■ 大衆化→あまり進んでいない
■ ネットワークの利用
■ ソリューション
■ CADと直結した四面体メッシュ生成
■ 解析支援インタフェースエージェント
CAEに関わる知識
コンセプト
ユーザの自立を助けながらCAEに関わる知識を支援する自律的なソフト
全体システム構成図
CAEの全体フロー
有限要素解析の概要紹介
セッションの最初にユーザにFEM解析の典型的な手順と各ステップのイメージを示し、全体を把握しやすくし、
ユーザの不安を取り除く。
操作方法の提示
■ ユーザの解析意図に基づいたプランニング
■ 操作フロー
支援事例-エラーが起きた時の支援
■ エラー発生時に過去の対策事例を提示
支援事例-状況を感知して知識を提供
■ 必要度順に知識項目をリストアップ
■ アクセスがなければ消える
テスタ
項目 |
テストA |
1999/5-6月 |
専攻 |
機械工学専攻
(4年生、修士) |
システム量子工学専攻
(3年生) |
ボランティア |
yes |
no |
人数 |
9チーム26名 |
16チーム29名 |
FE解析経験有 |
23% |
7% |
FEM理論学習経験有 |
31% |
17% |
FEMプログラム作成経験有り |
15% |
3% |
評価結果
機能 |
質問内容 |
A平均点
(1−7点) |
B平均点
(1−7点) |
FEA概要の紹介 |
FEA概要が操作に役立った |
4.2 |
4.2 |
|
FEAのイメージがつかめた |
5.6 |
5.1 |
手順のプランニング |
次に何をするか分かる |
5.3 |
5.2 |
|
ガイドが分かりやすい |
5.2 |
4.3 |
操作に詰まったら情報を提供 |
コンセプトの良さ |
4.9 |
3.4 |
|
性能 |
4.5 |
3.7 |
|
役立った |
4.5 |
3.1 |
|
ガイドのタイミングが適切 |
4.8 |
2.7 |
|
ガイドが理解しやすい |
4.5 |
4.4 |
|
項目ランキングが状況に一致 |
4.4 |
3.6 |
エラー時の支援 |
ガイドが理解できる |
2.8 |
2.3 |
まとめ
■ CAE統合支援インタフェースエージェント
■ ユーザの自立を助けながらCAEに関わる知識を支援する自律的なソフト
■ 4つの機能
■ 評価
■ ボランティアでFEM既習者が約3割いるテスタによる評価
■ 概ね平均点以上の評価
■ FEM既習者が17%で非ボランティアテスタによる評価
■ 操作に詰まったら知識を提供する機能とエラー時支援が平均点以下の評価。心理を考慮した詳細仕様の改良が必 要
■ テスタの専門知識、解析経験、動機で評価はかなり変動
サブエージェント間のコラボレーション
メッシュ生成
生成後のメッシュ
確認の画面。
要素数:5343
節点数:9640
何を解析したいか
解析ゴールの最終確認画面。
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