所要時間は50秒でした。
ネタばれ注意です(正解を書きます)。
問題文の全文引用はしません。自分で入手して読んで下さい。
先ず、「最も適切」な物を選択しろとの事なので、3つのXと1つ◯が有る筈です。
問題文中の「初期条件」、「境界条件」の2単語に着目します。
選択肢①:有限要素法による線形弾性の静的解析においては、初期条件は自動的に満足される。
「静的解析」であると分った時点で、「初期条件」は不要と判断出来ますのでX。
選択肢②:こちらも「静的解析」であると分った時点で、「初期条件」は不要と判断出来ますのでX。
選択肢③:有限要素法による構造解析においては、荷重境界条件と変位境界条件がある。
初期条件について言及が無い。特に間違った事は書いてないので、良さそうです。一応保留。
選択肢④:有限要素法による構造解析においては、境界条件を与えなくても解を得ることができる。
「境界条件を与えなくても解を得る」->論外でXです。
その結果回答は③が確定しました。正解でした。
③の言い方は、「何々がある」というだけでそれ以外には触れて有りません。何となく不安になりますが、間違いではありません。
解説を読んだ上での考察:
解説には「時間に関する境界条件はしばしば初期条件と呼ばれる」と有ります。問題文には、初期条件と境界条件は別物のように書いてありますので、一瞬ぎょっとしますが、言われてみればその通りです。しかしこの点を利用して引っ掛け問題を作れそうですね。
「動的」と「非定常」は実は全く同じ意味です。それ以外にも「過渡」という言い方も有りますが、同じ意味です。