次は、いよいよ解析です。と言っても解析自体は、各1行の入力だけです。各パラメータ、ファイル内記述の意味については、チャンスがあれば説明したいと思いますが、とりあえずmagneticのマニュアルを参照ください。
(A) 非線形解析
非線形解析はtest/staticフォルダーに移動し、advmagを実行します。以下のようになります。
> cd static
> advmag_static-s -mtrldat-file mtrl.dat ./
解析が成功したら、paraviewで結果を見る準備を行います。testフォルダー下にmodel_oneというフォルダーを新たに作成し、model1cs_18.advファイルをmodel_oneフォルダーにコピーします。その後、advmag_makeUCDプログラムでparaview用データに変換します。手順は以下です。
> mkdir ./model_one
> cp model1cs_18.adv ./model_one/input.adv
> advmag_makeUCD -vtkfile -mtrldat-file mtrl.dat ./
(B) 定常解析
定常解析は以下のコマンドで実行可能です。
> cd TH
> advmag_th_eddy-s -mtrldat-file mtrl_th.dat ./
解析が終了すると、同じくparaview用データを準備します。
> mkdir ./model_one
> cp model1cs_18.adv ./model_one/input.adv
> advmag_makeUCD -vtkfile -mtrldat-file mtrl_th.dat ./
(C) 非定常解析
非定常解析の場合、initialファイルの取り扱いが必要となります。initialファイル無しでも計算は可能ですが、せっかく定常解析が終わっているので、定常解析の結果をinitialファイルとして使うことにします。test/TH/resultフォルダー内のファイルをtest/NS/initialフォルダーにコピーすることで可能です。
> cd NS
> mkdir ./initial
> cd ../TH
> mv ./result/*.* ./initial
次に解析を行います。
> cd ../NS
> advmag_ns_eddy-s -mtrldat-file mtrl_ns.dat -delta-t 8.33333e-04 -time-step 20 -inivalue-type real ./
無事終了すれば、paraview用データを準備します。
> mkdir ./model_one
> cp model1cs_18.adv ./model_one/input.adv
> advmag_makeUCD -vtkfile -mtrldat-file mtrl_ns.dat ./
後は、paraviewを起動し解析結果を見ます。
文責 Hide (2016.9.18)