インサイトが参加している、HDDMPPSプロジェクトは、平成23年度から始まった科学技術振興機構傘下の研究プロジェクトであり、正式名称を「ポストペタスケールシミュレーションのための階層分割型数値解法ライブラリ開発」と言います。
「ポストペタスケール」とは京コンピュータ以降のスーパーコンピュータで主に扱われる問題規模という意味です。
このプロジェクトの成果は既に
http://adventure.sys.t.u-tokyo.ac.jp/lexadv/
においてオープンソースのライブラリとして公開されております。
弊社では、このうち結果に使用する大規模可視化に関するライブラリを活用する事に成功しております。
具体的には、LevADV_WOVisとLevADV_VSCGの二つのライブラリであります。
これらのライブラリには3つの特徴があります。
- 可視化もスーパーコンピュータ上で並列に行ってしまいます
- 可視化結果は、二次元画像です
- 二次元画像は非常に高精細な画像を作る事が可能です
これらの利点は以下の通りです。
- スーパーコンピュータで並列可視化するので、計算が早いです
- 可視化結果を二次元画像に保存するので、解析結果の生データよりデータ量が削減出来ます
- 高精細画像を用意すれば、二次元画像のズームイン表示によってメッシュ等結果の細部も確認が可能です
更に、弊社では、上で説明した二次元画像を表示する為の専用ビューアを用意しました。
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