一般的に構造解析の結果可視化において、応力の集中部は物体表面に現れ、表面形状の抽出・計算結果の抽出を行います。しかし、億単位の自由度を持つモデル解析が可能となった現在、抽出される表面メッシュだけでも数千万個に及び、レンダリングではファイルIO及びメモリアクセスがボトルネックとなっています。そのような大規模解析を対話的に可視化するための解決策として、弊社では独自に4項目の戦略技術を組み合せました。その結果一例として、2億自由度の原子炉圧力容器モデル(表面三角形数15,424,402)において、色コンタ表示で秒間9.4枚の描画を実現しました。(Intel i7-920/NVIDIA GeForce GTX480(VRAM 1.5GB)搭載PCを使用)
さらに弊社では、PCクラスタを最大限に活用できる大規模解析製品開発の一環として、今回開発した技術をADVENTUREのソルバーと組み合わせ、大規模モデルに対応可能な可視化ソフトウェアの開発を行ってまいります。